2012年4月18日水曜日

第28回全日本トライアスロン宮古島大会 その2

SWIM


ワイドー!ワイドー!!ワイドー!!!


選手全員で気合いを入れる。


オレ・・・

宮古島のスタートラインに立っている・・・











よっし!第一目標達成を宣言します!


12月22日に当選してから自分なりによく頑張って練習してきた。

怪我をせず、どこにも(大きな)不安のない状態でこのスタート地点に立つことを
第一目標としてやってきた。

2月にインフルエンザにやられて多少休んでしまったけど
今思えばそれもいい休養になって、故障せず練習できたように思う。


寒い時期の練習はホント辛かった。
一緒に練習してくれるメンバーがいなければ、絶対サボってた。

ありがとうNoLimits!

みんなに感謝する意味でも次の目標「完走」に向かって進むだけだ。





7時の気象データ

くもり

気温23.5℃ 湿度91%?!!

水温23.6℃

東北東の風0.7m

波は0.5mほぼフラットと言っていい状況。

多分海のコンディションは最高だ。




トップグループがイン側に。

ついで1時間以内グループのプラカードがほぼ中央。

アウト側は1時間以上グループ。

迷った・・・。

SWIMは1時間で上がれれば十分。

5分くらい遅れても問題ない。

それよりキレイな海を楽しみたい。

でも、前に人の壁があるってのはストレス。

ある程度マイペースでは泳ぎたい・・・

って事で1時間以内のど真ん中に陣取った(陣取ってしまった↓)


スターターは夏菜。

当然水着ではありませんでしたが(笑)















10月から宮古島を舞台にしたHNK朝ドラの主演のようだ。

しかし遠くてよく見えん(チェッ)

などと思っているともう30秒前、バトルに備え時計を
すっぽりウエットスーツで覆った。

これで、スイムアップするまで時間は分からない。

上がってからのお楽しみということで。



パンッ!!


乾いた音が響いた。

あれぇ?「プオーーン!」じゃないのね。

と思った瞬間後ろから押し出されるようにスタート!


いやぁ~

凄まじいバトル。

軽量級のワタクシ。

容赦なく沈められます(泣)

何発かパンチを食らう覚悟は出来ていたが・・・

頼むから下半身を沈めないでくれ~

おっさんにのっかられるほど不快な事はない(笑)


一斉スタートはこれがあるからねぇ~

特に平均よりちょい速いくらいのレベルのところなので
密集度は多分ダントツ。

ボート上の距離表示で450Mくらいまでまともに泳げず(泣)

半分くらいヘッドアップSWIM(汗)


そういえば・・・

バトルに夢中でキレイな海を楽しむ事を忘れていた。

今更だが、想像をはるかに超えてキレイだ!


干潮なのか?意外に沖に出ても浅い。

白い砂の起伏までくっきり見えるほど。

でも、これは透明度が高すぎて錯覚してるけど実は結構深いのかも?



透明度?

うーん例えるなら、プール開きの日のプール?

某コツメプールは・・・余裕で負けてます(笑)

SAMI?

比較に出したらまずいでしょ?(笑)

自分の中では、同じ「海」というカテゴリーには入れておりません(笑)



話に聞いていた海底ダイバーも意外に至近距離でビックリ。

確かに手を振ってくれていますね。



ん??

マイペースで泳げはじめたな?っと思ったら

アウト側へどんどん人を避けながら進んでいたようだ。

コースの幅が50Mあるのでこれは相当なロスだ。

多少のバトルがあってもやはりイン側を進もう。


ってことで軌道修正しインのロープ側へ。


沖に向かう600Mが終わり

ビーチと平行に1700M地点まで進む為方向転換。


????


あれっ?

すすまんぞぉーーーー。


事前に分かっていたけど潮流が相当速い。

海底の様子がすべて見えているので自分がどれだけ
進んでないかは一発で分かる。

しかしそれは他の選手も同じ。

切り替えて海底の様子を楽しみながら泳ぐ。

ここまで沖に出ると珊瑚のまわりに小さい魚がいっぱい泳いでいる。
















実際見た状況に近い画像をネットで探してみた。

冗談抜きでこれを真上から見ている感じ。

ルリスズメの青がまぶしいんです!


もうこれだけでまた行きたくなりますね。



この頃になるとほぼ泳力が同じ選手が周りに集まってきて

抜くでもなく抜かれるでもなくという状況になる。

しかし自分に与えられたスペースは狭くかなり窮屈な泳ぎ。

呼吸が苦しくなるほどピッチは上げず淡々と泳ぐ。



さて、長かったストレートがやっと終わり

あとは、ビーチに向かって帰るだけ。


ブイを廻った瞬間スゥーっと体が前に進んだ。



ここで潮流の速さを再認識。

流されすぎないように気をつけなければ・・・


・・・と自分は気をつけたけど

他の選手は流れを甘く見ている人が多く大迷惑。


というのも、自分は右側にロープがある状況で潮流は左から右へ


自分はそれ以上右に寄る事が出来ない。


自分の左側を泳ぐ人が流されてちょっとでも右にズレて来ると
必然的に前を塞がれるかたちになる。




そしてその選手はロープに触れる事で自分の斜泳に気付き
一瞬止まって方向を戻す。

これを目の前でやられると辛い。

何度も激突と急転回を余儀なくされた。

今考えると・・・

ロープ際を泳ぐことにこだわりすぎたと反省。

やはり潮流を考え一番効率がいいコース取りは
今回の場合はロープから2~3M離れたところだったように思う。

当然、密集度や周りのレベルにもよるけどね。



曇天だった空も徐々に明るくなってきた。

ビーチが見えはじめた頃には太陽も出てきて雰囲気は最高!

しかし、この後のバイクやランの事を考えると少し憂鬱。

確かに「あぁ、スイムが終わっちゃう・・」ってな感じ。


序盤のバトル、速い潮流、位置取りの失敗があったので
タイム的には1時間越えちゃったかな?


と思いながら足を砂につけた。


顔をあげると・・・


スゴイ数のギャラリー!!!!!


おおーーーこれが宮古島かぁーーー!

今更ながら感動(笑)

緊張していたのか?スタート時には
応援の人達の姿がそれほど気にならなかった。


で、タイム確認の為ウエットをぺロッとめくる。

57分台。

あれっ?まずまずか?

予定通りといえば予定通り。


SWIM 57’55 409位/1470人スタート


いいんじゃない?

さーてバイクでかっとばすぞーーーー!


つづく





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